転職の不安は解消しがたい、代わりに考えるべきあなたが進む道のこと

エンジニア
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こんにちは。SeNoteです。

2度の転職を経て、現在とある外資系企業でプロジェクトマネージャーとして働いております。

先日、エンジニアは転職にあたって不安に感じる必要はないこと、またその理由を以前まとめました。まだの方は以下からどうぞ!

エンジニアが転職するにあたって不安な理由を調べたところ、そのうちの1つとして以下が挙げられていました。
(moveIT!というサイトで、それによると第3位の理由)

自分のスキルや経歴が社外で通用するのか

転職活動をするに当たって不安に感じることは?(複数回答可)

特に初めての転職の場合には、今まで1つの組織でしか働いたことがありません。

比較対象がないため、今は通用している(はず)が、そもそも他の企業でも同じように通用するのか、と不安に感じるのだと推測します。

私自身も同じでした。

プログラミングは十分に経験したし、設計もできるようになりつつある、しかしこのスキルや能力は他でも同様に通用するのだろうか?

この点に関して結論を申し上げると、いくら通用するか考えても解決できません。

というのも、働く企業を変更する転職において、あなたの力が通用するのかということは「その組織内での相対的な自己/他己評価でしか判断できない」ためです。

働いてもいないのに相対評価はできません。いきなり暗礁に乗り上げましたね・・・この先を考え抜いてもおそらく答えは出ないでしょう。

そこで、不安解消に必死になるのではなく、キャリアをどう築きたいのかという道を設定し、その時点の最善のプランを取ることに注力することを私は提案します。

エンジニアが辿る道は以下の二つです。

①スペシャリストとしてキャリアを積み上げる道
②ジェネラリストとしてキャリアを積み上げる道

どちらの方が良い、悪いという結論はありません。

私はジェネラリストとしての道を選び、それに沿った転職活動を行いましたが、どちらを採用するかは皆さんの得意、興味、スキル、経験等によって異なります。

以降、スペシャリスト、ジェネラリストとしてキャリアを積み上げる道に関してまとめています。

初めての転職検討中のエンジニアの方にとって一つでも参考になる点があれば幸いです!それでは、早速みていきましょう。

スペシャリストとしてキャリアを積み上げる道

あなたは今でさえ十分なスキルと経験を持ったエンジニアに違いありません。

  • 特定のプログラミング言語に秀でている
  • データベースに関して右に出るものはいない
  • ネットワーク管理における考慮範囲が広い

など、エンジニアとしての高いスキルと経験で会社でも活躍されていることと思います。

そんな方々がスペシャリストの道でキャリアを積み上げる、ということは得意なことを更に磨きをかけることです。

自分の能力がいくつかの要素で成り立つとした時に、

ある特定の能力を限りなく突出させることを意味します。

スペシャリストのイメージ

例えば、以下のような能力値の1点が非常に鋭く磨きがかかったイメージです。

スペシャリストの能力値イメージ

スペシャリストの能力値イメージ

私は選び取れなかったのですが、このキャリアの道に憧れを抱いています。

というのも、個人的な感覚ではありますがまさに「職人」という格好良さがあるからです。

この問題は・・・XXさんに依頼する他ないな、という状況で颯爽と現れて問題を解決してみたいものです。

スペシャリストをドラクエの職業で例えると・・・

魔法を極めた仙人のような魔法使いでしょうか。(武力を極めきった武闘家でも腕っぷしなら誰にも負けない戦士でも)

力は弱いけれども、圧倒的な魔法の力にかけては誰にも負けない、まさにそんなイメージです。

スペシャリストの転職

現実世界に話を戻すと、スペシャリストは転職の時も非常に重宝される可能性が高いです。

分野にもよりますが、特定の問題を解決できる人材の希少性の高さからです。

特に解決できる問題の難易度が高ければ高いほどその人の希少価値は高まり、同時に収入も上がると想定できます。

スペシャリストの道を極めるために

厳しい話なのですが、スペシャリストとしてある一定レベルまでは進めたとしても、洗練度を上げるためには更にその上、更にその上と高みを目指すことになります。

ある一定レベル以上は、高みを目指すという感覚ではなく、楽しいからやり続けており気づいたらかなり遠いところまで来ていたという感じに近いと考えます。

楽しい理由はそれぞれですが、苦痛なことを極めるほど長く続けることは、おそらく不可能なためです。

好きこそ物の上手なれ、ということわざもありますが、まさしく楽しいから続けた、その結果上手くできるようになったのでしょう。

余談ですが、以前の職場でソフトウェアエンジニアとして超一流になることは困難と感じました。周囲のエンジニアたちが、どれだけ難しい課題・状況でも、頭と手を動かしてコーディングする姿を見たからで、私はプログラミングにおいてこうはなれないなぁ、と悟りました。

スペシャリストの道に進もうと考えた方へ

転職先で自身のスキルや経験が通用するか考えている暇はありません。

あなたの素晴らしいスキル、経験をどんどん増やし・尖らせて、更に上を目指しましょう。

それ以外で、スペシャリストを目指すあなたが不安を排除する方法はないからです。

転職した時に自分よりもっとできる人がいたらどうしようと思うかもしれませんが、逆に儲けものな環境だと思います。

なぜなら、その人に近づけば近づくほど、あなたのスペシャリストの道が開ける分かりやすい指標とできるからです。

マラソンでもペースメーカーのおかげで記録が出るように、あなたのスキルや経験も更に深みを増します。

ジェネラリストとしてキャリアを積み上げる道

あなたは既に多彩なスキルや経験を持ったエンジニアでしょう。

プログラミング、デザイン、設計、プロジェクトマネジメント、など仕事で必要となるスキル、経験を満遍なく持って活躍されているはずです。

そんな方々がジェネラリストの道でキャリアを積み上げる、ということは少しずつ対応できる範囲を広げていくことです。

自分の能力がいくつかの要素で成り立つとした時に

満遍なく関連する能力の平均値以上を目指すことを意味します。

ジェネラリストのイメージ

例えば、以下のような能力が満遍なく平均値以上をカバーしているイメージです。

ジェネラリストの能力値イメージ

ジェネラリストの能力値イメージ

私自身はこちらのキャリアを選択しました。

1つのことを磨き上げるよりも、関連するスキルや能力のカバー範囲を増やすことで業務に貢献する方が得意だったためです。

仕事の開始時点で、何から決めるべきか定めるのが難しい曖昧な状況の時に、カバー範囲の広い〇〇さんがいるとなんとなく方向性が定まるよね、といった感じでしょうか。

ジェネラリストをドラクエの職業で例えると・・・

魔法と戦闘を経験した魔法戦士でしょうか。(僧侶と魔法使いを経験した賢者というでも)

力もある程度ありつつ、魔法も使えるという多彩なスキルで貢献する、まさにそんなイメージです。

※ドラクエでは魔法戦士は上級職のため、基本職の魔法使いより優れているのではとも考えられそうですが、あくまでも色々な能力を掛け合わせたという意味で書いております。

ジェネラリストの転職

現実世界に話を戻すと、ジェネラリストも転職市場で非常にチャンスは多いです。

なぜなら、エンジニアとして求められる様々なスキル、経験が平均値以上という人材自体が希少だからです。

特にどのようなスキル・経験を持っていて、貢献できる範囲によってその人の希少価値は高まり、同時に収入も上がると想定できます。

ジェネラリストの道を極めるために

ジェネラリストの道は、どのようなスキル、経験を得るかの取捨選択を繰り返すことが必要となり、難易度は低くありません。

ともすれば、器用貧乏と評される可能性もあるため、なんでもやれる(カバー範囲が広いため)からお願いしよう、となる可能性もゼロではありません。

またいくら様々な能力が平均以上といっても、エンジニア関連でジェネラリストを目指す場合、秘書業務ができても掛け合わせの対象となりません。関連性が薄いためです。

加えて、状況によっては「プレゼンテーション能力」「メンバーマネジメント能力」など毛色の異なる学びも必要になる可能性があります。

こちらも道のりは決して平坦ではなく、一定以上の努力は必要と考えます。

ただ、エンジニアは学習自体が好きな人が多い傾向なので、よほど受け付けないことでなければ新しいことを習得できるはずです。

ジェネラリストの道に進もうと考えた方へ

転職先で自身のスキルや経験が通用するか考えている暇はありません。

ジェネラリストとして何を目指すのか、どのようなスキルや能力を身につければそこに辿り着けるのかを考えましょう。

ジェネラリストを目指すあなたは転職先がどこであれ、今あるスキル・能力で貢献しつつ新たな学びからカバー範囲を広げることが最も重要だからです。

転職先はもしかしたら思い描いたような理想の環境ばかりではないかもしれません。

幅広い能力を発揮する必要のある職場は、どちらかというと、誰かと誰かの間に落ちた仕事を拾うことも発生する可能性が高いからです。

そういう時も新たな環境で自分が必要と考えるスキル、能力への学びを積極的に拾うことでジェネラリストとしての道に深みがましていくでしょう。

まとめ – 転職で不安な時はスペシャリスト、ジェネラリストの道を定めよう

自分のスキル、経験が通用するのだろうか、そんな不安が特に初めての転職活動ではつきものです。

しかし、その不安を突き詰めても正直答えは出ません。余計不安になるかもしれません。

なので、エンジニアとして今後どのような道でキャリアを積み上げたいのかを考えることに注力することを提案し、以下2つの道をご紹介しました。

①スペシャリストとしてキャリアを積み上げる道
②ジェネラリストとしてキャリアを積み上げる道
項目 スペシャリスト ジェネラリスト
イメージ 特定の何かを突出させる 広範な能力を平均値以上を目指す
ドラクエ 魔法を極めた魔法使い 魔法が伝えて腕っぷしも立つ魔法戦士
転職 希少・より専門性を尖らせる 希少・新たな能力で範囲を増やす

不安に感じるよりも道を定め、自分はエンジニアとしてこうありたい、だから次にすべき転職はこういうところだ、ということを決めていくことをお勧めします。

最後に、以前会社の取締役と面談した時のことを書きます。私がジェネラリストを選択したきっかけです。

以下の質問を私は投げかけました。

スペシャリストとして尖ったものを持ったことがこれまでない。
尖った何かがないと今後のキャリアがうまくいかない気がして不安だ。
どうしたらよいと思うか?

返ってきた回答がこちらです。

確かに、専門的な尖る何かを持っているエンジニアは価値がある
しかし、各能力全てで平均値を超える能力を持ったエンジニアは同じように価値がある
以上、初めての転職活動で不安に感じられている人にとって、不安解消の一助となれば幸いです!

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