エンジニアが初めての外資系転職で必要とされる英語力

転職
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こんにちは。SeNoteです。

国内企業2社を経て、現在は3社目の外資系企業でITのプロジェクトマネージャーをしています。

元々企業向けにフルスクラッチでシステムの要件定義、設計、開発から始まり、保守・運用まで経験しました。
システム開発における上流から下流工程まで一通り面倒を見れるというのが強みです。

現在はその強みを活かし、SaaSサービスを顧客が使いこなせるように、業務プロセス確認しシステムのコンサルティングをしたり、旧システムのデータを私たちのサービスに移行したり、といった業務にあたっています。

私がそもそも外資系企業に興味を持ったのは、収入(高収入を得られるのでは)という理由からでした。

結果として「収入は大幅にアップ」しました。

私は外資系企業に、知り合いは外資ではありませんが多国籍な社員がいる企業に同時期に転職し、それぞれ納得のいく収入アップにつなげることができました。

  • 知り合いはプロジェクトマネージャーとして約100万円アップ(役職は転職前と変わらず)
  • 私はボーナスを含めると30%超のアップ(ボーナスは成果がなければ出ませんが・・・)

ただ、国内企業でしか働いたことがなかったため、外資系企業への転職活動の際には大きな不安もありました。

そうです。英語についてです。

具体的には、以下のようなことに不安を感じていました。

  • そもそもどのくらいの英語力が転職するには必要なのだろうか・・・
  • リクルータに英語で希望を伝えられるか、英語面接で聞き取り話せるだろうか・・・

本記事を何かの縁で見ていただいている方の中にも、もしかしたら外資系へ転職してより良く働きたい、しかし英語が不安だ、という方がいらっしゃるかもしれません。

そこで、本記事では、私と同じように初めて外資系企業への転職を検討されているITエンジニアの方に向けて、
私の経験を元にした「外資系転職のために求められる英語力とは」についてお伝えします。

私の経験を元にした、というところがポイントです。
というのも、一般論は各リクルータが語るであろう話題で、私たちはより個々の状況においてどうなのか?ということを知りたいはずと考えるからです。

本記事が、外資転職での英語について気になっている方に対して何か一つでもお役に立てば幸いです。

それでは、早速見ていきましょう!

外資系転職で必要な英語のレベルとは?

結論からお伝えすると、以下の二つが満たされていれば、なんとかなります!

1. 英語でコミュニケーションが取れる
2. TOEICで700点以上

環境や職種にもよりますが、上記を満たす程度の英語力はないと外資系への転職は難しい可能性が高いです。

上記2つの理由を確認する前に「環境や職種にもよる」という点を確認しておきましょう。

私は転職時に以下のような5社の外資系企業を受けました。

  • 世界で名の知られている有名かつ大企業
  • 知る人ぞ知るニッチな分野に強い中小規模企業
  • 日本法人を立ち上げてから数年程度しか経過していないスタートアップ

5社の経験ですが、国内の外資系企業は大きく以下の3つに分けられると考えています。

  1. 業務は日本語のみ
  2. 業務は日本語が多いが、顧客の一部や本社とは英語
  3. 業務はほぼ英語

私が受けたうち3社は英語面接がなく、入社後に英語を使用する機会はほとんどないと面接時に聞きました。(上記1のケース)

残り2社は複数回の英語面接があり、エンジニア(役職はプロマネ)は本社と技術的なやり取りがあるので業務で英語を使うと聞きました(上記2のケース)。

業務がほぼ英語という企業との面接の機会はありませんでした。(上記3のケース)

また職種による違いですが、エンジニアの場合は日本法人の設立からある程度の時間が経っていないと本社に英語で問い合わせる可能性は高いです。

というのも、製品の新機能や不具合の確認、顧客から要求されたことができるか、など本社で開発をしているチームに聞かないと分からないことも多いからです。

一方で、営業系の職種であれば日本の顧客への活動が主のため、英語を求められるシーンはあまり多くありません。

このように会社の業務環境また職種によって、入社してからの英語使用頻度は異なります。

前提確認が長くなってしまいました。

「英語でコミュニケーションが取れる」「TOEICで700点以上」の理由を確認に進みます。

英語でコミュニケーションが取れる

外資系企業に転職しようとした場合、リクルータとのやり取り、企業との面接で英語を使用するためです。

実際に、どの程度そういった機会があるのか、企業との英語面接までの流れをまとめました。

これを見ると誰かとコミュニケーションを取ろうとしたら、英語を使う、ということがわかります。

  • Linkedinを作成し、自分の経歴を「英語」でまとめる
  • リクルータと連絡を「英語」で取る
  • リクルータに自分の状況や希望を「英語」で伝える
  • 「英語」でレジュメを作成、リクルータに適宜確認してもらい修正
  • 書類審査をパスしたら、「英語」面接の準備
  • 本番の「英語」面接

リクルータとのコミュニケーション

自分と外資系企業とを繋いでくれる「リクルータ」に自分の経歴(何をやってきたか、何ができるのか)、将来の希望、等を英語で伝えます。

外資系企業を担当しているリクルータには日本人もいますが、私の経験では外国籍もしくは帰国子女(日本語よりも英語の方が堪能)からの連絡が最も多かったです。

実際に、Linkedin経由で連絡をもらった合計と日本人、日本人以外の件数および比率は以下の通りです。

項目 件数 割合
全体 53件
日本人から 10件 約20%
日本人以外から 43件 約80%

Linkedinを日本語で記載したら〜、日本人も約20%いるからそちらの方に〜、とも考えられますが、やはり日本国内といえども外資系企業への転職を検討している場合には、リクルータと英語やり取りすることを念頭において置くのが良いでしょう。

余談ですが、日本人以外のリクルータからの連絡が多い理由は、外国にある本社から見ると日本法人は営業の一部門の立ち位置で、人事担当者が日本にはいない場合が多いため、と考えています。
外国にある本社の人事担当者とコミュニケーションを取るため、必然的に日本人以外のリクルータが多くなるということです。

英語での面接

リクルータとの連絡、企業の書類選考を通過すると次はいよいよ面接です。

上記に記載した通り、全ての企業が英語面接があるわけではありません。

それでは、実際にはどの程度の割合で英語面接になるか気になる方もいらっしゃると思います。

国内外資系企業の英語面接比率を調べてみたところ、エン・ジャパンさんのアンケート結果によると、外資系企業の面接の50%以上で英語面接があったとのことです。
※「全て英語面接だった」および「英語と日本語の両方の面接があった」の合計

外資系での英語での面接の有無

外資系での英語面接の有無

第45回アンケート集計結果「外資系企業への転職」「英語面接はありましたか?」

私も受けた5社のうち、2社で英語面接がありました。

人事面談から本社の方と英語でという企業、もう一つは日本法人の方と日本語で面接し、通過後に英語面接をした企業です。

やはり英語面接があると理解した上で準備を進めた方が良さそうです。

リクルータに聞けば大体教えてもらえます。英語面接もあるかも!と選考プロセスを把握していないこともありますので、英語面接がある前提で準備しておくのがベストです。

「英語を使ってコミュニケーションを取れること」が外資系転職を目指すための一丁目一番地と言えるでしょう。

ただ「英語でコミュニケーションが取れること」って非常に曖昧ですよね。

なので、外資系企業転職に必要な英語レベルの指標がもう1つあります。

それがTOEICで700点以上です。

TOEICで700点以上(特にListening 350点以上)

そんなに高くないなと思うか、めっちゃハードル高いと思うか、は人それぞれでしょうか。

Listeningの点数に言及している理由は以下の通りです。

リクルータとの会話、または英語面接で相手が言っていることが聞き取れないと、会話が成立しないため

相手が退職理由について質問しているのに、自己紹介が始まったら困りますよね。

そこまで極端なことはないかもしれませんが、聞かれていることが理解できないと、どんなに会話の準備をしても回答できません。

話せることに意識を向けがちですが、Listeningの能力ありきだと私は考えます。

私が外資系企業受けた時のTOEICの点数は、705点(Listening345, Reasing360)でした。

英語コーチング学習に通い始めてから、確か数ヶ月経った時期で英語が少しずつ聞き取れるようになってきた頃でした。

ネイティブの会話を聞き取るのもかなり厳しかったですし、言われたことを全て理解できていたわけではありません。

そのため、もっと聞き取れて話せるようになってから、外資系にチャレンジするんだと考えていたのですが、英語コーチングのコンサルタントから実践に勝る練習はありませんよ!と言われ、不安ながらも外資系企業へ応募し始めました。

今ならその通りだと思います。差し迫った状況にしたことで、面接の練習にも更に身が入りました。

外資系企業ではないですが、上場企業における英語活用実態調査によると約68%の企業が国際部門での業務遂行には「700点以上のスコアを期待」、また実際に海外赴任社の機体スコアとしても「700点」前後を期待しています。(※)
※参照:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 「2013年 上場企業における英語活用実態調査 報告書」

私自身の経験則からの意見ですが、TOEIC700点というのは英語でコミュニケーションを取るための一つの指標として活用できそうです。

私の経験およびIIBCの調査報告書を考慮すると、すでにTOEIC700点持っていれば外資系企業転職への挑戦に英語力としては十分と考えます。

あとは、英語で聞かれることへの慣れ、中学や高校レベルの英単語で十分なので自分の言いたいことを話せれば大丈夫。

いい機会に巡り会えます。

リクルータとの会話および英語面接において、今すぐに取り入れられる技術が一つあります。

聞き返すことです。

聞き取れなかったら:Could you say that again?
理解を確認したければ:What you mention is XXX. Is it right?

理解の確認をする方が難しいので余裕がある方向けです。ある程度理解していないと言えないですし、理解したことを英語で話すために貴重な脳のメモリを使ってしまいます笑

英語のテストに慣れていると1回流れて終わりのため聞き返すという発想がないかもしれませんが、面接では分からなかったら聞き返すのは問題ありません。

日本語で会話している時も聞き取りづらかったり、理解しづらかったり、するときは聞き返すので英語も同じです。
一つの質問に1、2回程度なら問題ありません。それよりも理解が曖昧にもかかわらず、的外れな回答をする方が印象が悪くなります。

私は英語面接で、今のネイティブの上司から「なんちゃらかんちゃら Excel なんちゃらかんちゃら?」と聞かれました。

なんか英単語でexcelってあった気がする。意味わからんけど。と思いながら、理解できなかったので一回聞き返しました。

再度「ほにゃらら Excel ほにゃらら?」と言ってきたので、これはもしかしたらMicrosoft Excelを使って、ほにゃららな業務をしたことがあるか、という意味かも!?と思い、ExcelってMicrosoft Excelのことですか?という質問をしたところ、そうだ。と返ってきたので、Excelは当然使っているし、データの集計が手間だから自動化してたよ、的なことを言って、無事内定をもらいました。

あくまで参考ですが、こんなことを聞き返しても大丈夫です。面接をパスできます。

「ExcelってMicrosoft Excelのことですか?」って日本語で書くと、ITを生業にしている人の会話とは思えないですね・・・

というわけで、長くなりましたが、リクルータとの会話、英語面接においてコミュニケーションを取るために、TOEIC700点以上が一つの指標になると認識ください。

まとめ

最後に、ここまでの内容をまとめます。

日本国内の外資系企業へ転職を成功させるための英語レベルは以下の二つを満たす必要があります。

・英語でコミュニケーションが取れること
・分かりやすい指標として、TOEICが700点以上であること(特にListeningが大事)

すでに上記のレベルを満たしている方は、今すぐにでもLinkedinにアカウント新規作成し、早速挑戦開始を。

まだレベルを満たしていない方は、いつまでに上記を満たすのか目標を立てて、英語学習の開始を。

ITエンジニアとして技術、スキル、経験を積まれた方のうち一人でも、外資系企業への転職を目指す際に本記事が参考になれば幸いです!

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